お団子頭が可愛いLINEスタンプを作る
ジュエリーデザイナーを取った時、私に残るのは「空欄」ばかりの履歴書でした。
人生は常に自分が予測する方に物事が進むわけではありません。
何かのきっかけでジュエリーを作る仕事ができなくなった時、私という人を定義づけるものが何もないことに気づきました。
それが私には焦りとしてやってきました。
理想の自分の姿は、綺麗な花瓶に色とりどりの花が咲いている姿なのに今は何もない状態です。
それなら一本ずつ刺していけば、いつかは理想の姿になれると思うんです。
しかし、成長したいと思いながらも挑戦している時は、やりたくないと思うのが人の脳です。
挑戦はいつも大変で限界を感じますが、その中で成長できることを私達は知っています。
「他の人ができるなら、私もできる」
そうやって自分を勇気づけて、また新しいことに挑戦するんです。
使う側から作る側に
ブログ作りの次にどんなチャレンジができるんだろと考えていたら、何気なく使っていたLINEスタンプを思い出しました。
スタンプはいつも使う側で、作れるものと考えたことがありません。
しかし、「できない」と決めつけるのは何かを挑戦しようとする行動に制限が生まれます。
探してみると、たくさんの方がラインスタンプを自分で作っていました。
上手く描く必要はありません。
私たちは自分が作ったスタンプを販売できるストアにアップすること自体が挑戦です。
制作ツール
私の場合はiPadで制作しましたが、他のツールは何があるか見ていきます。
- Photoshop
- illustrator
- Canva
- アイビスペイント(アプリ)
Photoshopもillustratorもないという方も多くいると思います。
そういう場合はアイビスペイントで試してみるのもいいかもしれません。
LINEスタンプ作りはここから始める
スタンプって何個作ればいいんだろう?
一番最初の疑問はこれでした。
8個/16個/24個/32個/40個が作れます。
動くものや音が入っているスタンプもありますが、初心者なのも踏まえて動かない24個のスタンプを作ることにしました。
いろんなシチュエーションのスタンプを24個も描けるか不安でしたが、1個目は楽しく描けました。
しかし、2個、3個と続くとなると意外と大変です。
なので、1か月以内に完成することを目標に、1日1つ楽しく描くことにしました。
シチュエーションを24個考えるのも意外と難しかったので、皆さんは下の表を参考にして絵を描いてみるのもいいかもしれません。
まったく同じように真似しても構いません。
おはよう | 踊る | ごはん | おやつ買ってきて |
仕事中/ゲーム中 | ショッピング | 泣く | 笑う(爆笑) |
嘘笑い(ハハハハ) | 怒る | LOVE(ハート) | お風呂 |
寝る | ○(OK,承諾) | ×(NO,断る) | 疑問(?) |
いいね | 知らんふり | 運動中 | 参上(登場) |
私のは? | 行く(向かう) | ごめん | お願い |
LINEスタンプのサイズ
制作ガイドラインではスタンプ画像サイズは横370px × 縦320px(最大)ですが、最初は大きいキャンバスで描いて後で小さくすることをおすすめします。
私の場合は、韓国のカカオトークにもアップするため2000px × 2000pxスクエアで描きはじめましたが、皆さんは37:32の比率で描いてください。
3700px×3200pxで描いて後で370px × 320pxに小さくする
今回私は、iPadの「PROCREATE」という有料アプリで制作しましたが、フォトショップで愛犬や愛猫を切り抜いて作ることだってできます。
ファイル名は「提出01」と書いてPNGファイルで保存していきます。
画像生成AIで作れば超簡単(有料)
もっと探していくとAIツールで作って販売している方もいました。
主に使用しているのがチャットGPTやゲームチャットで有名なDiscordのMidjourney、ORDERMADE AIでした。
しかし、チャットGPTやMidjourneyの画像生成ツールは有料プランにしなければ利用することができないため、無料で作れるわけではありません。
また、ORDERMADE AIの場合は無料プランでは、一日で生成できる画像数が5枚と制限されています。
私は自分で描いて、尚且つ無料で作りたかったのでAIでの制作は断念しました。
2回目の挑戦ではAIを利用して作ってみたいと思います。
イラストのカラー
柔らかい雰囲気を出したいと思いイラストの線は真っ黒ではなく、ブラウンで描きました。
メインカラーも柔らかい色を意識して使用したので、どんな絵を描きたいかによって使い分けるといいと思います。
描く絵は統一した色を使うとより綺麗に仕上がります。
色の組み合わせが難しいという方もいると思います。
そんな時はColor Huntと言うサイトがおすすめです。
ブログの色の組み合わせもここから選んだので参考にしてみてください。
スタンプの登録
LINEスタンプを販売するには、LINE Creators Marketに登録する必要があります。
登録は、個人のLINEアカウントで登録すれば簡単にできます。
新規登録
新規登録を押すとこんな画面が出てきます。
赤枠を埋めていきます。
- スタンプのタイプ
-
今回は動かない一般のスタンプを作ったので「スタンプ」のままです。
- タイトル(English)
-
英語版のスタンプタイトルをつけます。
- スタンプ説明書(English)
-
英語でスタンプ説明を書いてください。
- タイトル(日本語)
-
「言語を追加」を押すと日本語がありますので追加してください。
日本語のスタンプタイトルを入れてください。
- スタンプ説明書(日本語)
-
長くするより単純で分かりやすく書くのをおすすめします。
- クリエイター名
-
私は名前を公表しているので自分の名前を記入しました。
皆さんは好きな名前を入力してください。
- コピーライト
-
基本は「©+名前+制作年」を記入する方が多いです。
私は「©youchung2024」と入力しました。
- テイストカテゴリー
-
制作したスタンプのテイストを選んでください。
- キャラクターカテゴリー
-
これも同じようにスタンプに合ったカテゴリーを選択してください。
- LINEスタンププレミアム
-
月額料金でスタンプを使い放題できるプランに参加するか決めてください。
私は「参加する」を選択しました。
- 販売エリア
-
特定の国で宗教的にスタンプの使用が禁止になることもあるみたいですが、とりあえず「販売可能なすべてのエリア」を選択しました。問題がある場合、ここに追加で記録しておきます。
- 特集エリア
-
LINEが行うスタンプのイベントに参加するか否かを決めてください。
その都度、イベントが変わりますので、皆さんが望むものを選択してください。
- 写真の使用
-
私は自分で描いたので「使用していません」をチェックしました。
- 保存
-
出来たら保存を押してください
スタンプの価格設定
ラインスタンプの価格設定について悩むと思いますが、アップするなら売ってみたいと思いませんか?
動かないスタンプは基本的に50LINEコインもしくは、100LINEコインで販売しています。
ざっと見た感じだと、8枚,16枚,24枚の静止画スタンプは50LINEコインが一般的でした。
もちろん、ファン層が厚いクリエイターさんの場合は24個でも100LINEコインで販売しています。
私は第一がチャレンジ目的もありますし、フォロワーの皆さんに気軽に使ってほしいと思って50LINEコインに設定しました。
審査期間
2024年4月11日夜に審査にリクエストしました。
気長に待つこと数十時間程度。
2024年4月12日 16:11に申請が通ったお知らせが来ました!
え、はやっ。
「お団子頭ゆにの日常」がストアにあるぅぅぅうう!
とても不思議な気持ちです。
自分で作ったのに自分は使えない?!
申請通った!やった!
と喜んでいたら、まさか自分が作ったのに無料でダウンロードできないことを知りました。
流石にLINEみたいな大きな会社だから、クリエイター本人のスタンプくらい使わせてくれるだろうと思っていたので驚きです。
自分で自分のを購入してみたいと思います。
LINEスタンプ公式によると自分で作ったスタンプをPCではなく「LINEスタンプメーカー」アプリで申請した場合のみ無料で使用することができます。
しかし、これは販売という形はとりますが分配金が0円の設定にした時であり、いくら他の方が購入しても売り上げになることはありません。
なので、分配金を受け取りたいけど自分が使いたい場合は購入するしか方法がありません。
LINEスタンプ作ってみての感想
最初はクマのキャラクターを描こうと思っていましたが、可愛い女の子の方が日常使いしやすいと思ってクマ耳をお団子に変えて「お団子頭ゆに」が完成しました。
「ゆに」の日常は私がよく使う言葉や行動を絵にしたキャラクターです。
分身とも言えます。
描く時は大変でしたが、完成すると達成感が凄いです。
そして、ストアに私のスタンプがあるというだけで感動です。
私が今感じる感動を皆さんも同じように挑戦して感じてほしいです。
韓国の話ですが、ある人は足でペンを握って描いたスタンプが爆発的に人気になった方もいました。
これを聞くと絵の上手さは関係ありません。
やってみなければ自分に合うか合わないかも分からないんです。
24枚が大変なら8枚だっていいんです。
挑戦しなければ何を得られるかも分かりません。
1か月後,6か月後,1年後世界のどんな人達がスタンプを購入してくれたかブログに記録したいと思います。
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