何のために仕事をしてますか?

「私は誰なのか?」そんな質問に皆さんはなんと答えますか?

あれが好きで、これが嫌いで、仕事は何をしていて・・・と仕事については必ず出てきます。

初めて知り合う人の仕事も気になるように、その人を構成する一つに「仕事」が入っています。

仕事は生きることを維持するための手段ですが、どんな仕事をしているかで人の知性を判断するのが怖くもあります。

それが良いか悪いかは置いといて、労働という概念を超えて「職業」を通して自身を証明しなければいけないという風潮が強くなりました。

SNSで発信していても、華やかな職種は大衆の憧れの的になり、まだ社会に出ていない10代、20代はそれを鵜呑みにする傾向があります。

どんな仕事でも、蓋を開けると楽しい事ばかりではありません。

むしろ、80%が「今すぐにでも退職してやる」と嘆きたくなることの方が多いと思います。

自己啓発本やYouTube、SNSでも「人生をかけて一生懸命やれば幸せになれる」と囁きます。

目標を叶えることに関しては死ぬ気でやるのは必要不可欠ですが、働く人の夢と希望によって企業はお金を稼いでいる面もあります。

洗脳に近い側面も持っているんです。

企業がお金を稼ぐための手段として「成長」という名の労働を搾取するべきではないということです。

好きなことを仕事にする人は一度は感じたことがあると思います。

最初の純粋な楽しさが段々と薄れていく感覚を感じたことはありませんか?

会社を維持するためには「売れるもの」を作らなければいけません。

趣向と才能は今の社会では価値があるとみなされた時、労働も商品になってしまいます。

仕事に対してどんな態度であるべきか道に迷ったことがありました。

作り出すものがただの商品になることの恐れと、会社を維持しなければいけない不安、そして意味のあるものとして残りたいという欲が渦巻いていました。

私にとって資本主義社会の恐怖はそれでした。

自分を見失わない精神力が必要だと今では思います。

「何のために仕事をしているか」という質問は更新していかなければいけない「たまごっち」と同じだという結論に至りました。

純粋にこのたまごっちを立派に育てようという気持ちをずっと持ち続けることです。

家族が幸せに生きていけて、自分の仕事を通して心が温かくなる瞬間を作りたいという気持ちで仕事をしています。

皆さんは何のために仕事をしていますか?

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