一晩で一発当てる人はほぼいないから諦めろ
今やっているビジネスや挑戦が軌道に乗るまでどれくらいかかるか誰にもわからない。
分からないからこそ不安に押しつぶされ、多くの人は中途半端なところでやめてしまう。
「私ばかりこんなに大変なのか」
皆、一度はそう思う。
しかし、私も良く知る「ゴリラグルー(接着剤ブランド)」や「スウォッチ(時計ブランド)」も一日でブランドを成長させたわけではないと言う。
成長過程を抜け出すためには地道な努力しか答えがない。
大抵の人は諦めるからこそ、「成功」と「達成」は価値があるものだ。
2025年になってから、去年と比べて私を呼ぶ声が多くなった。
職人の父と一緒に作るブランドのジュエリー達についてのお問い合わせだ。
1月が終わりに近づいている今、1ヶ月前とは確実に変化があった。
GAMONii(ガモニ)を運営した2年はお客様に認知してもらえなかった。
そこから学んだのは認知は信用が必要不可欠だということだ。
the Green garden.をオープンした2023年11月から私が一番大事にしたのは「信用」だ。
お客様に私という人間が日本にいて、山梨で父と共に工房でジュエリーを実際に作っているということを記憶してもらうことを最優先に考えた。
他社のブランドのジュエリーを作ってるし、自分のブランドでなくても実際に世に出しているということを証明する方法はない。
業界の暗黙の了解でデザインを公開することができないからだ。
どこのブランドのものを作っていますというのは言わないのが自然な約束だ。
それならば、ブランドを通して私が普段やっていることを全て見せればいい。
そう思って、作られる過程を事細かに全てSNSに公開している。
「職人の父とジュエリーを作っているゆじょん」は何も特別ではない。
それは、本当に私の日常だ。
ジュエリー作りしかしてない私の日常。
このフレーズが確立するまで1年かかった。
それだけ、私も「私」を知らなかったからだ。
職人としてはベテランの父とCADデザイナーの私のような組み合わせでSNSに発信をしている人はまだ見たことがない。
だからこそ、今の立ち位置はすこぶるいいと思う。
面白いものが作れるから私自身も楽しい。
the Green garden.をオープンして1年と3ヶ月目だが、過去の活動の記録から「信用」を得られている。
次は、信用を広げていく番だと思う。
これが一番難しい・・・。
近道はないのだから、また地道に積み上げるしかない。
3年もやったのだから、また3年積み上げればいい。
「地道」のアイコンになってやる。
他に目もくれず、ジュエリーを作り続けたい。
私が初めてジュエリーを父から貰った時の喜びをお客様にも感じて欲しいからでもある。
誰かを喜ばせられるのは、ものづくりする人の一番の幸せだ。
参考書籍↓
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